D-BHB(ケトン体)とは何か?
2026年02月24日
ケトン体についてご説明します。もともと人間の体内でも生成される成分です。

ケトン体とは、体内のブドウ糖(糖質)が不足した際に、エネルギーを補うために肝臓で脂肪が分解されて作られる物質の総称です。通常、私たちの体は食事から摂った糖質を主なエネルギー源としていますが、絶食や糖質制限などで糖が足りなくなると、体は蓄えていた脂肪を燃やしてエネルギーを作り出そうとします。その代謝の過程で生成されるのがケトン体です。
1. ケトン体の正体
ケトン体は、以下の3つの物質の総称です。- β-ヒドロキシ酪酸: ケトン体の約70〜80%を占める主要な成分です。
- アセト酢酸: エネルギー源として利用されます。
- アセトン: 呼気や尿から排出され、独特の甘酸っぱい臭い(ケトン臭)の原因となります。
2. 主な役割とメリット
- 代替エネルギー源: 脳や筋肉、心臓などの重要な臓器でエネルギーとして利用されます。かつて「脳の栄養はブドウ糖だけ」と考えられていましたが、現在ではケトン体も脳のエネルギーになることがわかっています。
- 脂肪燃焼の指標: 体内の脂肪が積極的に使われているサインとなるため、ケトジェニックダイエットなどの指標として注目されています。
3. 過剰な場合の注意点(ケトアシドーシス)
ケトン体は本来健康な人にも存在する物質ですが、異常に増えすぎると血液が酸性に傾く「ケトアシドーシス」という危険な状態を招くことがあります。- 原因: 主に糖尿病(特に1型)でインスリンが極端に不足した場合や、深刻な飢餓、激しい脱水などで起こります。
- 症状: 吐き気、腹痛、深い呼吸、意識障害などが現れ、放置すると生命に関わるため、専門のクリニックでの治療が必要になることがあります。
